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ティータイムのお供はショートブレッドで

2018/06/05
ショートブレッド

今日のお茶の時間は、贅沢にフォートナム&メイソンのショートブレッドにしましょうかしら?

これはイギリスに旅行に行かれた生徒さんよりお土産に頂いたものなのです。

わたくし、ショートブレッドが好きってお話しましたかしら?

お茶の時間にお菓子がない時の為にいつも、常備してあるのです。

それも、数種類。

やっぱり、ミルクティーにはショートブレッドが合うかしら? ってことで。

フォートナム&メイソンは、1707年に日用品を商う事からスタートした由緒あるお店。

ところで、紅茶缶のパッケージに時計が描かれていますが、何時を指しているかご存知でしょうか?

ロンドンのフォートナム&メイソンの本店に、ある決まった時間になると、

二人の人形が出てくる時計があるのをご存知の方も多いと思います。

その決まった時間とは、午後4時

つまり、紅茶缶は午後4時を指しているのです。

アフタヌーンティーが始まったとされる19世紀頃、貴族を筆頭とする

上流階級の人々は軽めのお昼をとってから、夕食までの長い時間ひたすら空腹を耐えていました。

マナーという名の見えない縛りによって。

お茶の時間はありましたが、食べ物を食べるという習慣はありませんでした。

ですから、映画などで上流階級の婦人達がお茶を飲むシーンがあったとすれば、

それはアフタヌーンティーが広まった20世紀以降の設定ということになります。

当時は、ケーキ皿を別に用意しない事も多く、ティーカップ&ソーサーの

ソーサーの方にお菓子を置くこともありました。

 ところで、このショートブレッド、イギリス人はティータイムのお供に

よく召し上がりますが、元々はスコットランド発祥のお菓子なのです。

 その歴史は古く、中世のころは結婚式のお祝いのお菓子として

用いられていたのです。